雨の中の茂木で綺麗なCRをいっぱい見せつけられて
それはそれで楽しいんだが、何か床の間状態だ
バイクも女も乗っていいものなんだよなぁ
という哲学がCR達を見ていて崩れそうになる
帰りの車中で考えてみた・・・
俺の考えは正しいはずなんだが・・・
あっ!そうか・・
あのCRのオーナー達は女を乗り物ととして使えなくなったオジサン達なんだ!
だからバイクもピカピカにして床の間状態にするんだ!
やっぱりレースをやろう!(馬鹿っちゃ馬鹿だな)
どうせ頭を取るなんて出来ないんだし
雰囲気重視というか
大昔を思い出して楽しく行って楽しく帰ってくれば良いんだ
実はこんな答えを出す光景が茂木のピットにあった
ゼッケンナンバーを書くと判ってしまうので書かないが
当日エントリーリストやらタイスケをプリントした紙をどこかに落としてしまった
声を掛けてみたい人が居たので探したがゼッケンナンバーが判らない
人に聞くのが面倒なので・・
そんなことでピット前を行ったり来たりバイクを見ながら往復すること10往復ぐらい
その中にいつも一人でポツンとしている人とバイクがあった
「これはエンジンどこまでやってあるんですか」?
(答え)中古で買ったから判らない
「キャブは何使ってるんですか」?
(答え)・・・・・・・
見ると立派なカウリングが着いてリアサスも高価そうなものが着いている
この人はライダーでは無く単なる関係者だろうなと思い
その場を離れた
しばらくしてその前を通ると、さっきの人がツナギを着ようとしている
なんだライダーなんだ
するとこの人リアホイルを手で弱弱しくしく廻し始めた
ホイルの振れでも見ているのかなと思い見ていたが・・・
なんとエンジンを掛けようとしているようだ
隣のピットの人が見かねて・・
何か話しているようだが周りのエンジン音で聞こえない
押し掛けが始まったが押しているのは隣のピットの人だ
何回も何回も何回もようやくエンジンに火が入ったが
この間このライダーはバイクを押すわけでも無く一緒に走っていた・・・?
この時雨はザーザー降りだが満面の笑顔でおそらく新品のツナギであろう
カッパも着ずにコースに向かって行った
この人あまりメカ的なことを知らないんだろうが
あの笑顔は50歳過ぎたオジサンの笑顔とすれば世界一に見えた
恐らく女房がガンの摘出手術に成功してもあんな笑顔はしなかっただろう
そうなんだ!
楽しければ良いんだよ!楽しければさ!
格好良くしたいなら腹を削れ!